結論:平川亮選手が、F1デビュー戦を13位で完走しました

32歳の平川亮選手(広島県出身)が、F1の第19戦メキシコシティGPで、ハースからF1にデビューし、決勝を18番手からスタートして、13位で完走しました。エステバン・オコン選手に代わって、10月31日(土)のフリー走行3回目から、予選、決勝に出場しました。決勝は、日本時間11月2日(月)の午前5時にスタートし、71周で争われました。(11月2日8時ごろに、複数の報道で確認)

平川亮選手のF1デビューのまとめ
図:TopNews、f1-gate、オートスポーツwebなどの報道をもとに作成

決勝のスタート位置は18番手でした。予選は、チームメイトのオリバー・ベアマン選手が14番手で、平川選手が19番手でした。ただ、予選8番手だったリアム・ローソン選手が失格になったため、平川選手は18番手に繰り上がりました。

デビューが決まるまで

デビューの発表は、10月31日(土)でした。TGRハースF1チームが、SNSで、平川選手がオコン選手に代わって、フリー走行3回目から予選、決勝に出場すると伝えました。交代の理由は、チームから説明されていません。ハースは、9月30日に、オコン選手が今季限りでチームを離れると発表していました。

平川選手は、海外メディアに、連絡を受けた時の様子を話しています。毎朝のランニングに出ようとしていたところに、電話があり、メキシコシティGPに出ると告げられたそうです。その後、すぐにサーキットへ向かい、エンジニアたちと打ち合わせをしました。「発表まで半信半疑だった」とも話しています。

初めての予選

初めてのF1の予選は、次のとおりでした。

  • フリー走行3回目: 19番手でした
  • 予選Q1: 1分18秒958を記録しましたが、最後のアタックでトラフィックにつかまり、Q2に進めませんでした
  • 正式な順位: 暫定は19番手でしたが、ローソン選手の失格で、18番手になりました

平川選手は、チームを通じて、「Q1突破が目標でしたが、残念ながらアタックラップでトラフィックに引っかかってしまいました」とコメントしています。一方で、「ずっと抱いていた、F1のレースを走る夢がかないました」とも話しました。初めての予選は「意外と緊張しなかった」そうです。

ハースの小松礼雄代表は、直前の起用という厳しい状況の中で、冷静に走り切った姿勢をたたえたと、報道されています。

決勝のスタート位置

TopNewsの決勝グリッドによると、上位と、日本のファンが気になる位置は、次のとおりです。

  • 1番手: ルイス・ハミルトン選手(フェラーリ)。フェラーリ移籍後、初めてのポールポジションです
  • 2番手: ジョージ・ラッセル選手(メルセデス)。ハミルトン選手との差は、0.009秒でした
  • 3番手: シャルル・ルクレール選手(フェラーリ)
  • 4番手: アンドレア・キミ・アントネッリ選手(メルセデス)。ポイントランキングの首位の選手です
  • 5番手: マックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)。フリー走行2回目で、ローソン選手と接触し、1グリッド降格のペナルティを受けました
  • 14番手: オリバー・ベアマン選手(ハース)。予選タイムは1分18秒083でした
  • 18番手: 平川亮選手(ハース)。予選タイムは1分18秒958でした
  • 21番手: バルテリ・ボッタス選手(キャデラック)。パワーユニットの部品を交換して、50グリッドの降格を受けました
  • ピットレーンスタート: ローソン選手(レーシングブルズ)

決勝の結果:18番手から13位

決勝の結果は、The Raceの順位表と、Motorsport.com日本版などの速報によると、次のとおりです。

  • 優勝: マックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)。大荒れのレースだったと伝えられています
  • 2位: ルイス・ハミルトン選手(フェラーリ)。ポールポジションからスタートしました
  • 3位: アンドレア・キミ・アントネッリ選手(メルセデス)。この3位で、ドライバーズタイトルを決めました。Motorsport.com日本版は、史上最年少の王者になったと伝えています
  • 4位以下: 4位ルクレール選手、5位ノリス選手、6位ラッセル選手の順です
  • 13位: 平川亮選手(ハース)。18番手から、5つ順位を上げて、完走しました
  • ハースのチームメイト: オリバー・ベアマン選手は、リタイアでした

レースは、ボッタス選手のクラッシュで中断されました。アストンマーティン・ホンダの2台と、ベアマン選手、リンドブラッド選手も、リタイアしています。22台のうち、完走できたのは17台でした。

平川亮選手は、どんな選手?

f1-gateなどの報道によると、平川選手は、1994年3月7日生まれ、広島県の出身です。カートからモータースポーツを始め、日本のジュニアフォーミュラで力をつけました。

  • 2012年: 全日本F3選手権と、ポルシェ・カレラカップ・ジャパンの両方のタイトルを獲得しました
  • 2013年: スーパーフォーミュラにステップアップしました。通算4勝で、2020年にシリーズ2位です
  • 2017年: スーパーGTのGT500クラスで、チャンピオンになりました
  • 2022年: トヨタのWEC(世界耐久選手権)に参加し、ル・マン24時間レースで総合優勝しました。この年のWECドライバーズタイトルも獲得しました
  • 2023年: WECのタイトルを防衛しました。報道によると、2026年にも、3度目のタイトルを獲得しています

F1との関わりは、次のとおりです。

  • 2024年: マクラーレンのリザーブドライバーになりました。アブダビGPで、フリー走行に初めて出走しました
  • 2025年: アルピーヌのテスト兼リザーブドライバーになり、日本GPのフリー走行1回目に出走しました。4月には、ハースに移り、この年は4回のフリー走行1回目に出ました
  • 2026年: ハースのリザーブドライバーとして、オーストリアGP、ハンガリーGP、メキシコGPでフリー走行1回目を担当しました。メキシコGPのフリー走行1回目は、15番手(1分19秒982)でした

f1-gateは、21世紀にF1デビューしたドライバーとして、2014年のアンドレ・ロッテラー選手に次ぐ、2番目の高齢のルーキーになる見込みだと伝えています。

デビュー戦を終えて

ル・マン24時間レースの総合優勝と、WECの世界タイトルを持つドライバーが、32歳で、F1のレースを初めて走りました。直前に決まった出走で、短い準備時間のまま、予選に臨み、決勝は、18番手から13位まで順位を上げて、完走しました。

この日のレースは、5台がリタイアする、荒れた展開でした。チームメイトのベアマン選手もリタイアした中で、デビュー戦を完走した平川選手の走りは、日本のファンにとって、印象に残るものになったのではないでしょうか。リザーブドライバーとして、長い時間、準備を続けてきた平川選手が、次にどんな機会を得るのかも、気になるところです。

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