結論:11月2日に、全国民への「緊急要請」が出る予定です
細野豪志防災担当大臣は、11月2日に発足する防災庁に合わせて、中央省庁、全都道府県、全国民に向けて、災害への備えを求める「緊急要請」を出す方針を示しました。備蓄の目安は、「最低限3日、できれば私は1週間」です。
発言があったのは、10月26日の、フジテレビのネット番組「ニュース延長戦はじめます」です。要請そのものは、11月2日に出される予定で、10月27日の時点では、まだ出ていません。

何を求められているのか
大臣は、公助、つまり国や自治体の支援がなくても、家庭で食べ物、トイレ、水を用意してほしい、と話しました。
要請の対象は、国民だけではありません。中央省庁と、全国の都道府県にも、災害への備えを進めるよう求める予定です。
大臣が、備えの課題として挙げたのは、国難級の災害といわれる、南海トラフ地震、首都直下地震、千島海溝・日本海溝沿いの巨大地震、富士山噴火です。
備蓄は、何日分、どれだけ?
国の目安は、次のとおりです。
- 期間:農林水産省は、1人あたり最低3日分から1週間分の食品の家庭備蓄が望ましい、としています。過去には、ライフラインの復旧まで1週間以上かかった例が多くあります
- 水:飲料水と調理用の水を合わせて、1人1日3リットルです。1週間分なら21リットル、3日分なら9リットルになります
- トイレ:経済産業省は、1人あたり1週間で35回分を推奨しています。大人の1日の平均は5回とされています。災害用のトイレの備蓄率は、約20%にとどまっています
- カセットボンベ:1人1週間で、約6本が目安です
食料の備え方の例
農林水産省が示している、大人2人の1週間分の例です。
- 水:2リットルの容器を6本ずつ、4箱
- 米:2キログラムの袋を2袋(1人1食75グラム程度)
- 乾麺:そうめん2袋、パスタ2袋
- カップ麺6袋、パックごはん6個
- レトルト食品18個(牛丼の素、カレーなど)、パスタソース6個
- 缶詰(肉・魚)18缶
- カセットコンロとカセットボンベ12本
食料は、主食、主菜(たんぱく質)、副菜に分けて、普段の食事に合わせて選ぶのがすすめられています。
ローリングストックとは
普段食べているものを、少し多めに買い置きして、賞味期限の近いものから食べ、食べた分を買い足す方法です。これで、家庭に、一定の量が、常に保たれます。
カセットボンベの使用期限の目安は約7年、カセットコンロは約10年です。長期保存の水の賞味期限は、5年から10年です。水道水は、3日程度、飲料水として使えます。
家にある備蓄の量を確かめて、不足している食品や防災用品を選ぶなら、次のような選択肢があります。
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SNSの反応と、背景
大臣の発言が報じられると、SNSでは、「第三次世界大戦が始まるのではないか」「ハッカーに脅されているのではないか」「災害とハッキングが重なって、インフラが止まるのではないか」といった憶測が広がりました。
背景として、国内では、企業への不正アクセスや情報漏えいが相次いでいます。10月22日には、チームみらいの安野貴博党首が、AIを悪用したサイバー攻撃への対応を、政府に求めました。安野氏は、今後は電力、水道、医療などの停止を伴う被害を想定する必要がある、と警鐘を鳴らしています。
海外では、イギリスが、10月22日に、国民に3日分の備蓄を呼びかけました。EUも、同様の方針を打ち出しています。
避難所についての大臣の考え
大臣は、避難所の環境改善を、最優先に挙げました。トイレ、キッチン(温かい食事)、ベッドの「TKB」に、バス(風呂)を加えた「TKBB」を、官民連携で充実させたい、としています。
このあとの予定
- 11月2日:防災庁が発足。同日に、中央省庁、全都道府県、全国民に向けた「緊急要請」を出す予定









