結論:支払いには応じず、お見舞金と懸賞金を発表しました
GMOインターネットグループは、10月27日19時10分に、「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスについて、第12報を公表しました。柱は3つです。
- 攻撃者の要求には応じない
- 公開された情報の区分ごとに、「GMO特別お見舞金」を支払う(1公開につき上限300万円)
- 犯人の逮捕につながる情報に対して、総額100万米ドルの懸賞金を設ける
懸賞金の窓口は、10月28日12時(日本時間)に開く予定です。
これまでの経緯
GMOの発表によると、きっかけは10月19日の顧客からの問い合わせです。調べた結果、10月20日に、第三者がサーバーに不正なプログラムを置いていたことが確認されました。
対象は「お名前.com デスクトップクラウド」の全プランで、影響の可能性があるサーバーは26,739件です。GMOは、この数字は侵害された数でも、漏れた人数でもなく、「可能性がある」サーバーの数だと説明しています。決済情報は、サーバー上に持っていないとしています。
- 10月21日4時:全プランのサーバーを停止。同時に、攻撃者から、約80億円を要求する脅迫メールが届いたと、第12報の経緯欄に記載されています
- 10月22日:警察に相談し、第2報を公表
- 10月24日:お見舞金、損失の補償、代替サービスの提供を決定。政府機関に、能動的サイバー防御の適用を要請
- 10月27日:攻撃者が、情報の公開を始めたことを確認(第10報)。拡散防止と対応方針を第11報で示し、19時10分に第12報を公表
第12報で決まったこと
要求には応じない
GMOは、支払っても、情報の削除や不正利用の防止は保証されず、犯罪組織への資金提供になるおそれがあるとして、支払いはしない、と判断しました。警察などの関係機関と連携しています。
GMO特別お見舞金
公開が確認された情報の区分ごとに、金額が決まっています。複数の区分が公開された場合は合計され、上限は、公開1件につき300万円です。第4報で示された一律5,000円のお見舞金や、不正取引による損失の補償とは別に支払われます。
GMOサイバー犯罪撲滅・懸賞金
総額は、100万米ドルを上限とします。1ドル150円で換算した参考額は、約1億5,000万円です。実際の支払いは米ドルで、換算方法は募集要項で定められます。受付は、10月28日12時から、犯人が逮捕されるまでです。
対象になるのは、関与者の身元や所在、攻撃に使われたサーバーやIPアドレス、暗号資産などの資金の流れ、通信の記録などです。単なる推測や、根拠のない名指し、公開された情報の転載だけのものは、対象外です。情報を出したからといって、支払いが保証されるわけではありません。
利用者が気をつけること
- 公開されたとされる情報を拡散しない。 転載、再投稿、誘導リンクの共有は避けてください。未確認の情報には、誤りが含まれる可能性があります
- 犯人が公開したとされるサイトには、アクセスしない。 すでに見てしまった場合は、ウイルス対策ソフトで、フルスキャンをします
- 不審なメールやSMSのリンクは開かない。 GMOがパスワードや認証コードを尋ねることはありません。「被害金の回収」を名目にした費用の請求にも、応じないでください
- 相談先: 24時間対応の電話窓口(03-5456-2560)があります
GMOは、悪質な拡散者に対して、証拠を保全したうえで、開示請求や刑事告訴・告発などを準備している、としています。熊谷正寿グループ代表も、Xで、指定の時間までに削除されなければ刑事告訴する、と投稿しました。
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